【超怪談】あるタクシーの運転士さんの深夜の告白
snowの自撮りに幽霊が
私も30代後半になり、Web業界で働いていても、すっかり若い人たちとの感覚の違いを感じる事が増えてきました。
最近聞いた中で衝撃を受けたのが、若い女性同士で話す怖い話で「snowで自撮りしてたら、誰もいない自分の隣りに顔スタンプが出てたの!(涙」という話があるらしい、、ってことで。。誰もいないはずの自分の隣りに幽霊がいたってことですね。
いや、わかるのです。怖いよね、普段使ってるツールでそういう予期せぬものが、って。ただオジサンな私としては「いや、そもそもそれ顔認証の精度が…」とか思ったりもするのですが、若い子の感覚を尊重して怖がらなくてはいけません。
私たちの親世代はゲーム機を何でも「ファミコン」と呼んでいましたし、私たちが若かった頃のおじさん上司はWebサイトを何でも「インターネット」と呼んでいたように、若い人の感覚や感性とのズレはこうして発生するのですから。
※でも↑の話を会社の若手女性エンジニアに話したら「私もこの間引越しの内見に行った時に、幽霊いないかsnow立ち上げました!」って言い出したので二度驚き。君、アプリ開発とかやってるじゃん。
個人タクシー運転士さんの突然の告白
そんなこんなな話はすっかり忘れていたこの夏の終わり。飲み会で終電を逃し、捕まえた個人タクシーの初老の運転士さんが急に語り始めたのです。。

妙に話し方にクセのある運転士さんの質問から、この怖い話が始まりました。。


なんか見た目はぁ、暗い危ない感じだったんだけどぉ、でもそんな長距離客は逃せないですからぁ、嬉しくて嬉しくて、嬉しくて嬉しくてぇぇ。
……。
…それで首都高に乗ろうと思ったらぁぁ!、私の前に一台も車がいないのに勝手にETCのゲートが開いたんですよぉっっっっ!

今のは怖い話だったのか?の確認
これ怪談的な話された感じ?夏の終わりにちょっとしたサービス的に怖い話してくださった?




じゃあ単純にETCゲートの不具合だったんじゃないですか?


じゃあ、2徹もされてたんでぼーっとしてた、とか?


えーっと、、じゃあその後、その女の人はどうなったんですか?

(ものすごく普通……)
心霊写真もそうだったのかもね
とまぁ色々ぶっ飛んだ設定のお話を聞いたわけですが、あの運転士さん、高速を運転中に「あれ、、これETCゲート、誰も通ってないのに勝手に開いたら幽霊通ったみたいで怖いんじゃん?」とか気付いて、そこを根っこに話を構築していったのかもしれませんね。ちなみに私だったら、信号待ちをしてると、後続車両がやたら車間距離を開けて停車すると思ってたら、高速乗る時に自分が通った後に勝手に開いた、って感じに「見えない車の幽霊」感をもっと強調した話にしたと思います。ただそれだと、バックミラー越しにETCゲート見てた事になるから嘘くささが増してしまうのか…。意外と難しい題材なのかもしれませぬ。深掘りしてもしょうがないけど。
いずれにしても前述のsnowだとかETCとか、技術の最先端を心霊話にすると、凄くチープな話に聞こえてしまうものですね。考えてみれば、昔の心霊写真ブームの時もカメラマンさんとかカメラ職人さんはこんな気持ちだったのかと思うと感慨深いものがあります。
でも、これだけ簡単に画像加工ができる時代になったのに、未だに心霊写真って一定の人気があるのも、一つの文化として昇華されてるんだなぁと思ったお話でした。