生まれて初めてハーフマラソン大会出た話<スタートからゴールまで編>【仙台国際ハーフマラソン】

仙台国際ハーフマラソンのゴール※引き続き本シリーズは普通に運動をしてこなかったおっちゃんが、数ヶ月悩みに悩んで参加した内容で、当日のメモを再編集しながら書いているので、まぁ雑な表現や時系列も飛び飛びになっているところなども『30代後半で生まれて初めてハーフマラソン走ることになった葛藤』を感じていただければ幸いです。

ああああ!スタートするー!

というわけで、前回からの続きです!

あれやこれやとしている間に、時間はもうスタート1分前!
周りからも「1分前だねー」という声が聞こえてきます。

……んっ!?
今、なんとなく号砲らしき音が聞こえ、た…!?
ああ!花火もあがってる!
周りから一斉にランウォッチやアプリをスタートさせる音が聞こえてきます。
慌てて自分もランウォッチのGARMINをスタートさせました。

今日はGARMIN、NIKEのスマホアプリの二つで計測する予定だったので、見やすいGARMINは関門突破に合わせて号砲と同時にスタートさせて、
NIKEアプリでは自分なりのネットタイムを計測するつもりです。

が、当然というか、私の並んでいる最後尾のGブロックには何の動きもありません。。
そもそもスタートラインも見えないほど後ろなので、前に何が起きているかもわかりません。

て、、3分ほどで、わりとすぐにḠブロックも動き出しました。
で、止まる。けどすぐに動き出す。結構速め。で、止まる。
そんなこんなを繰り返して、無事にスタートラインを超えたのが10時10分!いきなり5分間のロスタイムです。

これは急がなければ、、と思っていたら、コース右手のお立ち台にいましたQちゃん!
大会名物とも言われているそうですが、地声での応援がよく通ります。

「楽しんできてねー!」

 

…いい言葉です。
と、しみじみしてたらまたお団子の中。
慌ててペースを上げて頑張りますが、すぐにまた止まったりの繰り返し。
1kmまではお団子状態のまま小学校の体育の時間のような走りをすることになりました。

なんと大序盤なのに涙が…

2kmくらいになってくると行列ではありますが、ある程度自分のペースで走れるようになってきました。
場所は仙台駅近くのメインストリート的な場所で、街路樹の茂る大通りを走る感じは「杜のハーフマラソン」のキャッチコピーを象徴するような通りで、「あぁ本当に仙台来たんだ。。ハーフマラソンの大会に出てるんだ…」という実感がこみ上げます。

仙台国際ハーフのメイン
こんな心地よい杜の中を走ります

この大通りは応援の出し物の大ラッシュ!和太鼓、チアガール、戦国コスプレ、、様々な応援の出し物がビッシリと走る人を楽しませてくれます。

ホントならゆっくり足を止めて見たいくらいだけど、自分は余裕も無く転ばないように人にぶつからないようにと、横目でチラチラ見ながらも心からの応援にテンションは急上昇!

なかでも楽天イーグルスを応援するためのメガホンをもった女子中学生か高校生くらいの集団が、
「頑張ってください!仙台に来てくれてありがとうー!」
と力強く声援を送っている姿に心がザワザワします。

「来てくれてありがとう!」って、こんなに応援してくれたりしてお礼を言うのは参加者側なくらいなのに、、とかしみじみ思ってたら涙が止まらない状態に。。
まだ走り始めた直後なのに恥ずかしい感じでした…。

高橋尚子さん、神過ぎる…

次の思い出はこれも序盤、5キロ過ぎくらいのところで、後ろの方から凄い歓声が並のように近づいてきて、「何があったの?」と振り返ってみたら、スタート地点で応援していた高橋尚子さんが、走っているみんなに声かけながら駆け抜けて行く姿への歓声でした!
みんな振り返って驚いてアワアワしながら応えてみたり、写真撮ったりしてる感じが歓声となって届いてるという。もう本当に格好良い。凄まじいカリスマぶりです。

ちなみにこの先で1つ目の折り返しで先頭集団を目撃したのですが、そこに高橋尚子さんのお姿が…。速い。。格好良い。。

メダリストとはこんなに華があるものかとしみじみ実感した出来事でした。

小さめの歓声のお相手は、、

そんな「高橋尚子さん凄いな、、もうQちゃんなんて気軽に呼べないわ…」なんて思っていたら、今度は前方から小さめの歓声とともに小さなお団子状態の一角が。なんかやたら撮影されてるランナーさんが。ほどなく追いついた時に後ろのゼッケンを見たら「ムーディー勝山」って書いてます。
当然ご本人。

周りから「受け流してー!w」とか無茶なエールをもらっていました。

なんとか最初の関門は突破

そんなこんなで盛りだくさんな序盤。なんとか頑張って第一関門の8.6キロ地点を59分くらいで通過。だいたい7分ほどの貯金ができたことになりました。ロスタイムが5分あって、最初の1キロ地点までのお団子状態などを考えると、当初考えていたよりも順調なペースです。ここで一安心しました。

と一安心したのも束の間、次の給水ポイントではお水待ち行列ができていて、少し立ち止まることになってしまったのですが、まぁ貯金もあるし安心…なんて思っていたら、自分の前方に「完走ペースランナー」というゼッケンを付けた方々を発見。。

あれ?この人達が完走できるギリギリペースで走ってるペースランナーってこと…?ということは自分の計算間違ってる??

すでに若干の疲労もあって考えがうまくまとまらず混乱する私。取り急ぎ少しペースを上げていきます。結構頑張って走ってきたと思ってたけど、もう少し急がなきゃいけない辛さが胸に滲みます。。。

なんだかんだで楽しい時間

「うぅ、ペース上げなきゃ(涙)」とか辛い気持ちがこみ上げてくる一方、なんだかんだでこの辺りの中盤が最も気分がよく、テンションも高いままの時間が過ぎていました。

風景をしみじみと眺めながら走れたり、途中で補給ゼリー食べたら失敗して手がベトベトになって気になったりとか色々ありましたが、16キロ地点くらいまでは快調なペースのままで「うわ、全然完走できそうだわ、自分www」みたいな気持ちで盛り上がっていました。

このときはホントに「諦めてキャンセルとかしなくてよかった!」と思っていました。

急に訪れた体調の変化

気持ちよく駆け抜けていたのも16キロ辺りまで。17キロ手前の頃に急に脚が重くなったような感じに襲われ、少しビビリながらペースを落とします。
攣ったりしてしまったら、そのままリタイアになってしまう。。。ここまで来たのだから完走したい!という気持ちで、ギリギリになってもいいから完走するために一度歩こう、いや歩いたらもう二度と走れなくなりそう、、という心の葛藤が激しく…。
さらに身体の変化も顕著で、軽く腕にしびれのようなものを感じたり、頭がふらつくような感じもあったりで、追加で補給ゼリーを摂ったりとだいぶ混乱が激しくなります。

仙台国際ハーフが仕掛ける最後の初心者殺し

ペースは落ちつつも、よたよたと走る私。ふと気づけばスタート地点の楽天スタジアム前に戻ってきています!ここから最後の折り返しに行けばゴール!最後の4キロなんだから頑張れ!

と最後の折り返しに向かって直線を走ります。結構な急坂を登り、またすぐに下ります。「うーん、折り返してこの坂をもう一度登るのか…」と凹む心。

そして走っても走っても折り返し地点が見えてきません…。
「何だこの長い直線は。。どんどんスタジアムから遠ざかる…。そんなに離れたら戻ってこられないよ…」と、気持ちがどんどん折れていく真っ直ぐな道。

前を走っているグループの人が喋っています。「このゴールに思わせておいて最後に急坂を登らせるのと、長い直線と、実はこの後曲がった先が折り返しっていうのがこのコースのいやらしいところなんだよー」。
そうなの!?この直線の先が折返しじゃないの?(涙)

で、聞いた通りにようやく直線だったコースを直角に曲がってまたしばらく直進(涙)
さらにその直線をしばらく走ったらさらにもう一度直角に(涙涙)
ここでようやく最後の折り返しをくるりと。。。

これだけの距離戻るのか!
もう絶対無理!(気持ちが)

気持ちが完全に折れ曲がってきます。なんか周りで歩き出し始める人も増えてきました。。。
てか、もう自分も18キロ走ってるし、ここで終わってもいいんじゃない…?もう十分頑張ったよ…。いや、結局戻るにしても歩くんだしギブアップしても完走しても一緒じゃないか…?

考えることも支離滅裂になってきました。。
が、長い直線を戻っているところでギブアップ者を回収する収容バスを見つけて「ヤバい!ホントにギブアップになってしまう!」と最後の気力を振り絞って全力で走ります。もう歩いてるんだか走ってるんだかわからないような状態ですが、がむしゃらです。

ここでまたラストの街頭応援の声が心強いです。。
チアガールズ集団が「ここまで来たらもうゴールと一緒!ウィニングラン!」。
ありがたい。。。

声の大きなお爺さんが
この後のビールが美味しいよ!ゴールしたら後は美味しいもの食べるだけだよ!」。
おぉ、それは確かに楽しみです…!

おそらく小学生以下の小さな男の子が
「マラソンなんだから歩いちゃダメー!走ってー!」

。。。
周りを走っていた人たちも
「(わかってる…!わかってるよ…!)」と感じたことでしょう。
子供とはかくも残酷な生き物であります。

最後の1キロはもうフラフラで「よしっ!」って一人で10回くらい言ったのを覚えています。
そしてスタジアムに再び戻ってきました。敷地に入る入り口前で先にゴールしていた同僚が応援してくれました。めちゃくちゃ元気出ました!
奮起してフラフラとスタジアム入り口へ。ここで3度目の高橋尚子さん!なんと全員とハイタッチしながら「頑張ったね!ゴールだよ!」と。やっぱり物凄い神様です!

最後にそんな神様からのサプライズを受けて最後のゴール前トラックを回ります。「あぁ本当にゴールできるんだ」「もう二度と走らないから!(涙)」なんて想いとともに無事になんとかゴール!!!

ゴールの瞬間!!!
ゴールの瞬間!!!
ゴールを別角度で!
ゴールを別角度で!(小さい)

嬉しくてプロ撮影の写真を買ってしまいました。

さておき、ゴール後はそのまま完走者だけがもらえるフィニッシャータオルをいただきます。周りではタオルを使って記念撮影をしている人が多いですが、もう汗だくで気持ちの悪かった私はそのタオルで顔や腕を拭いてしまいます。
土埃なのかなんなのか顔や腕がジャリジャリしています。。

そのあとは完走書を受け取ります。着替えて同僚と落ち合いたいのですが脚が動かず座り込んだまま立ち上がれません。。
とりあえずアプリで走った記録見たりして回復を待ちつつ、ノロノロヨタヨタと立ち上がり着替えテントに向かい、私の生まれて初めてのハーフマラソン参加は幕を閉じました。

ものすごく思い出に残った!

その後はホテルまで戻りシャワーを浴び、同僚と一杯乾杯して牛タン定食をいただき、ホテルに戻ってゆったり湯に浸かりました。ホテルに戻り時間を伝えていなかったので、ちょうど部屋の清掃時間にあたってしまったのですが、受付のお姉さんが気遣ってくれて、掃除の時間を前倒しにしてくれました。ちなみに二泊とも東横インのお世話になりました。マラソン大会にもオススメ東横イン。

お風呂の中で、筋肉痛でパンパンになった脚をほぐしながら、1年前に「来年はみんなで参加しましょうね!」というきっかけから、多少意識しながら週1ペースでも走ってきて楽しかったかも、、みたいな思いがふつふつと湧いてきます。

ゴール直前に「もう二度と走ったりするもんか(涙)」と思ったのに、「また来年も参加したい」「来年は事前の調整すればタイム驚異的に伸びるはず…!」「体重をもっと理想的なところまで落としてればさらに驚異的に伸びるはず…!」みたいに、続けたい前提で色々考えてしまう自分の変化に驚きました。

夜になってお腹も減ってきたことで、せっかく仙台まで来てるのだからと、地元の居酒屋に足を運び、一人カウンターでお疲れ会をしながら飲んだお酒は本当に美味しく感じました!こうして振り返ってみても、大会含めて杜の都仙台は素晴らしい街だったなぁとしみじみ感じています。

帰りの新幹線で筋肉痛の脚をさすりながら「なんだかんだで1年間頑張った部分は自分を褒めてあげよう」と珍しく思ったりと、いろいろと思い出に残るチャレンジとなりました!

ということで、おっさんになってから走り始めても1年くらいでこんな体験ができるんだということで、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょう?私自身の経験では「多少無理でも参加してよかった!」の一心でした。

とっても思い出に残りますよ(゜ー゜)(。_。)